【初心者向け】投資する金融商品を選択するコツ

投資

【初心者向け】投資する金融商品を選択するコツ

投資をしようと思ってネットで検索してみると、様々な金融商品やサービスが出てきますよね。

既に投資の基準が自分の中にあり、投資したいものが決まっている方や目星がついている場合は問題ありません。しかし、もしなんとなく投資を始めてみたくて金融商品を探している場合は一定の基準を元に投資する金融商品を探してみると、効率よく自分に合った金融商品に辿り着ける思います。

今回は、これから投資を始めてみたい方や資金の運用先を考えている方を対象に、投資対象となる商品を決める上での一つの基準を提案したいと思います。比較的短期の売買やスイングトレードではなく、10年以上の長期投資を前提に話を進めていきたいと思います。

この記事を読むことで以下のことが得られます。

  • 投資する金融商品の選び方が分かる
  • 今後も自分で投資すべき商品を見つけられるようになる
  • 税制優遇制度を使った投資についても検討できるようになる

それでは解説していきます。

投資初心者が金融商品を選択するまでの流れ

まず最初にすべきことは、目標金額と投資期間を決めることです。例えば10年後に1,000万円を手に入れるために投資をするという目標を決めてしまえば、必然的に必要となる運用利回りや毎月の積立金額が決まってきます。

お馴染みの楽天証券の積立かんたんシミュレーションを使えば必要となるリターンと毎月の積立金額を知ることができます。

Investment-simulation-10M

上記の図の例では、株式のリターンを仮に5%と見積もった場合に毎月64,399円/月の積立が必要となることを示しています。これが例えば株式ではなく、好みやリスク許容度に応じてすべて債券で運用したい場合、株式よりも利回りは低くなるため仮に3%の利回りを得られると仮定します。この場合、必然的に毎月の積立額は71,561円/月と決まりますので、リスク許容度と毎月の積立可能金額によって上手にバランスを取ることも可能となります。

ゴールにする目標金額と期間によっては、それほどリスクを取る必要がないケースもありますので無駄にリスクを負わない意味でも最初にゴールを決めてしまい、そこから逆算して毎月の積立金額やリスク商品を決めるのがコツとなります。ポートフォリオの中で株式4割、債券が6割などの組み合わせで割合を検討するのも良いでしょう。

重要なことは、走る距離を知らされていないマラソンが辛いのと同じく、ゴールを決めずになんとなく投資を始めてしまうのは途中で棄権してしまう可能性が高くなりますので、投資をしたくて先走る気持ちは適度に抑え、まずはゴールを決めることを優先しましょう。

カテゴリーの中から投資する金融商品を選ぶ

次は具体的な金融商品を検討していきます。これまでに示した手順により、リスク許容度に応じて株式や債券など投資対象となる金融商品のカテゴリー(株式、債券、金など)は決まったかと思います。

次は、仮に株式への投資を決めたとして全世界に広く投資したいのか、それとも全米に投資したいのか、または特定の個別企業に投資したいのか等、投資家自身の好みや今後は世界がどのように発展していくのかという自分自身が考え、信じられるストーリーに応じて投資するエリア(全世界、先進国、新興国など)を決めていきます。

仮に株式への投資を検討する場合、投資初心者の方は広く分散された投資信託を選択するのが無難です。少しでも投資のリスクを減らすには、投資先の分散と投資する時間を分散することが大事になりますので、全世界を投資対象とし、積立投資で毎月分散して投資していくのが比較的リスクは小さくなります。とは言ってもリスクがあること自体は変わらないので、あくまでもリスクを負っても問題ない金額のみを投資に回すようにしましょう。

また、同じように全米に広く投資する投資信託でも、様々な会社から色々な商品が販売されています。迷った時は信託報酬を含めランニングコストが安い方を選択し、総資産額(預り資産額)が多いものを選択すると繰り上げ償還のリスクも低くなり安心です。長期投資をしていく上では複利の効果を活かしていく事が重要ですので、順調に預り資産額を伸ばしていて途中で償還される可能性が低いものを選択するように注意しましょう。

初心者もNISAやiDeCoといった税制優遇枠から優先的に埋めていく

これは投資初心者に限らずですが、株式や債券を含めたポートフォリオを作る場合はNISAやiDeCoを使うことも是非検討しましょう。商品によっては取り扱う証券会社が限られているケースもありますので注意が必要ですが、各証券会社のHPから事前に各制度の取り扱い商品を調べることも可能です。

取引の手軽さや利便性からネット証券主要3社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券)辺りが初心者の方にも使い勝手が良くお勧めです。一般NISAやつみたてNISA、iDeCoについてはこちらの記事で詳しく解説しておりますので、気になる方は是非参考にしてみて下さい。

積立投資の始め方【つみたてNISAやiDeCoについても解説】
積立投資に興味や関心はありますか? この記事では、つみたてNISAやiDeCoについても触れながら、初心者の方でも積立投資をすぐに始められるように解説しました。 積立投資や、つみたてNISA、iDeCoにも興味がある方は是非ご一読下さい。

まとめ

今回は投資する金融商品を選択するコツについて解説させていただきました。例えば投資信託一つとっても日本には2019年12月時点で6,000本以上の商品が存在しており、とても一つずつの商品を見比べていくことは現実的ではありません。

たくさんある商品の中から自分自身の目的に合った金融商品を見つけるためにも、是非今回ご紹介した方法を活用し、後悔のない選択をしていただければと思います。

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました