住信SBIネット銀行でドル建て外貨預金という選択肢もあり

投資

住信SBIネット銀行でドル建て外貨預金という選択肢もあり

投資を検討する時に、投資対象を何にするか迷うことはありませんか?投資の選択肢は株式や債券だけでなく、投資信託やETF、ウェルスナビなどのロボアドバイザーまで多岐に渡り、最近は個人投資家の選択肢もかなり多く迷ってしまうこともありますよね。

今回は外貨預金という選択肢について紹介し、メリットのある使い方やリスクについて解説していきたいと思います。ただ、注意点として外貨預金は預金という名前がついていますが元本保証型の商品ではなく、預金保険機構の保護の対象外のリスク商品となります。為替リスクもありますので、前提としてご理解いただければと思います。

この記事を読むことで得られることをまとめると下記のようになります。

  • 投資対象として外貨預金を理解し検討できるようになる
  • 外貨預金のメリットとデメリットを掴めるようになる
  • 外貨預金への課税や確定申告が必要なケースについて理解できる

それでは、解説していきます。

外貨預金とは

そもそも外貨預金についてはメインとして投資しているという話はあまり聞いたことがなく、株式投資や債券への投資に比べると知名度が低い気がしますので簡単に解説させていただきます。

外貨預金とは文字通り外貨建ての預金となっており、外貨普通預金と外貨定期預金に大別できます。預け入れの際には、その外貨を持っていない場合は日本円から外貨に両替する必要があり、金融機関が定めた為替手数料がかかります。

2020年1月時点で、日本のメガバンクの普通預金の金利がおよそ年利0.01%程度であるのに対し、例えば米ドル建ての普通預金であれば年率0.25%、南アフリカランドは年率1.8%と金利が高いのが特徴となっています。

ただ、注意点としてもちろん金利が高いから良いという訳ではなく、金利が高いということはそれなりのリスクを含んでいます。2019年1月はじめのフラッシュクラッシュでのトルコリラの急落は記憶に新しいと思いますが、特に新興国などの通貨は相場が安定せず政治的な要因も含め様々なリスクを抱えていますので、長期投資の観点からみると手を出さないのが賢明という判断になるかと思います。

一方で、米ドルやユーロといった先進国の通貨は比較的相場が安定しており、金利も日本円と比較すると高くなっておりバランスが非常に良いと考えています。

住信SBIネット銀行の外貨定期預金はリスクとリターンのバランスが良い

そこで、今回メインで紹介したかったのは住信SBIネット銀行で米ドル建の1ヵ月もの外貨定期預金に、当分使う予定のない資金をプールしておくという方法です。

これは私自身が実際に採用しており、外貨建MMFに比べると金利も高く、手間も少ないため忙しい会社員にはとても助かる余剰資金の預け先になり得ます。銀行の窓口で外貨預金の取引をすると取引手数料や為替手数料が高くなってしまうケースが多いため、コストも考えると現状では住信SBIネット銀行がお勧めです。

例えば、個人投資家が自分の総資産の30%を投資に回したいと考えた場合、現実的な選択肢としては一気に30%の資金を一括投資するのではなく、毎月一定金額を分割で積立てていくのがドルコスト平均法にも則っておりリスクも分散もできて万人にお勧めできます。しかし、積立て待ちのために普通預金に滞留している資金って寝かせているともったいなくはないと思いませんか?

日本円で普通預金に置いておくのであれば、むしろドル建ての外貨定期預金に預け、100倍以上の金利を得た方が機会損失にもなりません。

住信SBIネット銀行ならドル円両替が片道1ドルあたり4銭とかなり安いです。これは例をあげると、100ドル分両替して4円の手数料がかかるということです。仮に1ドル110円で計算すると、日本円11,000円分をドルに両替すると4円かかるということになります。改めて計算してみるとかなり安いことを実感できると思います。

2020年1月23日時点では米ドルの1ヵ月ものの外貨定期預金の金利は年利1.3%となっています。1ヵ月定期であれば毎月満期がくるので解約機会はありますし、急にまとまったお金が必要になった時も金利は定期預金の金利がもらえなくなりますが途中解約も可能です。

外貨預金は為替リスクがありますので、短期間で日本円に戻す可能性がある方はそのリスク許容度との相談となりますが、1ヵ月以上は手を付けない可能性が高い余剰資金であれば投資対象として一考に値します。

外貨建MMFも選択肢として非常に良いと思いますが、利回りが外貨定期預金よりも低く、MMFは証券口座で運用する必要があり手間も増えるので私個人としては投資対象から外しています。

外貨預金の課税について

意外と盲点になってしまうのが税金や確定申告についてです。こちらについても気になる方も多いかと思います。

結論を申し上げますと会社員の場合、日本の金融機関で外貨預金を運用しているケースであれば、為替差益が年間20万円を超えない限り確定申告は基本的に不要です。

もし、雑所得が他にもあり合算で年間20万円を超える場合は確定申告が必要となりますが、外貨預金の為替差益を利益確定していなければ、含み益に対しては特に税金はかかりません。利息に対しては日本の金融機関で外貨預金を運用している場合は源泉徴収されているため、年間トータルで雑所得が20万円以下であるならば確定申告は不要となります。確実な回答が必要で更に詳細が気になる方は、お近くの税務署に確認してみることをお勧めします。

まとめ

今回は外貨預金について解説させていただきました。

インデックス投資や積立投資との相性も良いと思いますし、一定の金額を寝かせてしまっていてその資金の運用利回りを少しでも上げたい方や手間をあまりかけずに運用利回りを上げたい方にはお勧めな手法です。

積立投資のための資金をまとめてプールしている方は、住信SBIネット銀行の米ドル建て外貨定期預金を一度検討してみる価値はあると思います。あくまでも投資は自己責任で、余剰資金で行っていきましょう。

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村


コメント

タイトルとURLをコピーしました