セミリタイアには一体いくら必要?試算してみた【投資でFIRE】

働き方

セミリタイアには一体いくら必要?試算してみた【投資でFIRE】

最近、セミリタイアしたいという方のブログやTwitterの発信をよく目にします。働き方改革の流れを受けたり、メディアの影響もあるとは思いますが、自分自身の働き方についても考える人が多くなっているのかもしれませんね。

今回は、セミリタイヤやFIREを達成するには一体いくら位のお金が必要なのか?ということについて検証してみたいと思います。

この記事を読んでいただくことで、漠然とでもセミリタイアやFIREを考えている方が、実際にセミリタイアをするならばいくら位の金融資産を持つ必要があるのか?また、セミリタイア後は一体どの程度の時間働く必要があるのか?という疑問について答えを大まかに掴めるようになります。

モデルケースとして、私自身のケースを一部用いて検証してみたいと思いますので、一つの参考にしていただたら嬉しいです。

セミリタイア(FIRE)のモデルケースの前提

ここでのセミリタイアについては、完全に全く働かないリタイアではなく、ストレスのない水準の労働は行い、ある程度の収入がある状態という定義にさせていただきます。もちろん、生活コストが低い方がセミリタイアに必要な金額は必然的に低くなりますので、日頃から取り組んでいる節約も継続していく前提で試算してみます。

家計の支出

まだ削減の余地はありますが、我が家の一ヶ月の生活費をざっくりと計算してみたところ、30万円を少し超える位の生活費がかかっています。よって、この30万円以上の収入を確保できれば、支出が増えない限り理屈的には現在と同じ水準の生活を維持できることになります。

毎月10万円は働いて稼ぎ、20万円は投資からの不労所得を得るケース

例えば、週3日勤務やバイトで月10万円稼ぐ分だけ働き、残り20万円を株式の配当金等の不労所得から得ることを想定してみます。リモートワークOKな会社も最近はIT企業中心に増えてきていますので、月10万円を働いて稼ぐことだけに焦点を当てれば、フルリモートワークをして通勤時間を0にするという事も現実的になります。

6500万円の積立シミュレーション

参照:楽天証券公式HPの積立かんたんシミュレーション

20万円の不労所得については、これを株式投資で達成する場合、高配当株で年率4%(税引後)の配当金を得られる想定で、必要となる資産額はおよそ7,500万円となります。かなり気の遠くなる金額ですね。ちなみに、既に現金を1,000万円持っているとして、これから残り6,500万円を得るために毎月15万円投資を継続し利回り5%で運用できると想定した場合でも、20年と少しかかるという結果となります。若くしてセミリタイアをすることが如何に難しいかを改めて実感します。

毎月15万円は働いて稼ぎ、10万円は投資からの不労所得を得るケース

もう少し現実味のあるシミュレーションを行いたいと思います。毎月30万円かかっていた生活費を節約により25万円まで削減し、働いて稼ぐ分を増額し15万円にしてみます。

3750万円の積立シミュレーション

参照:楽天証券公式HPの積立かんたんシミュレーション

このケースですと配当収入は先程のケースの半分で済みますので、配当利回り4%の高配当株から毎月10万円(税引後)の不労所得を得るかたちとなります。先程のケースよりは働く時間は増えますが、フルタイムの正社員に比べれば少ない労働時間や拘束時間が期待できます。また、不労所得を毎月10万円税引後の配当金で得るためには、3,750万円が必要となります。こちらは先程同様に1,000万円の現金があると想定し毎月15万円積立て5%の利回りで運用できた場合、今から11年半くらいの年月が必要という結果になりました。

このモデルケースであれば、仮に20代の方がもし毎月15万円の積立投資を継続できれば30代でセミリタイア達成可能となりますし、複利効果を活かすことで働く時間を毎年どんどん短くしていくことも出来るでしょう。

まとめ

モデルケースを用いて、大まかにではありますがセミリタイアについてリアルな現実を直視してみました。今回は分かりやすい例として配当金を不労所得としてあげさせていただきましたが、これは投資信託の一部自動解約分と捉えることも可能ですし、特に配当金にこだわる理由はありません。

今回行ったシミュレーションもあくまでも過去の実績に基づいたシミュレーションであり、当然今後の利回りや配当金がどうなっていくかについて保証するものではありませんし、未来のことは誰にも分かりません。あくまでも投資は自己責任で、信じられる手法に余剰資金で行っていきたいですね。

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