投資の始め方について【初心者向け投資入門】

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投資の始め方について【初心者向け投資入門】

投資ってどうやって始めたらよいのか最初は分かりづらいですよね?今回は投資初心者の方向けに、投資の始め方について解説していきたいと思います。

ちなみに、ここでいう「投資」とは、「長期投資」をテーマにしております。いわゆる、FXや短期売買が中心のレバレッジをかけた信用取引等については、今回の投資の定義には含まれませんのでご了承願います。

投資の始めの一歩

まずは、兎にも角にも種銭を確保する事がファーストステップとなります。投資の性質上、ある程度まとまったお金がないと、利息や複利の効果を十分に活かすことができないからです。

実際に、「積立かんたんシミュレーション(※)」を使って簡単に例をあげさせていただきます。

投資シミュレーション1

例えば、積み立て投資の場合、毎月1,000円ずつ積み立てたところで、金利を5%で計算すると10年後の総資産額は155,282円です。運用で増えた資産額は35,282円となりますので、もちろん何もしないよりは良いとは思いますが、複利のインパクトには欠けてしまいます。

投資可能な資金が上記の様な状況で少ない場合は、優先事項として、まずは自分自身のスキルを高めたり、読書等の自己投資にそのお金を振り向けた方が、結果的に所得増加に繋がりやすく、種銭作りのスピードが加速するでしょう。

投資シミュレーション2

一定の種銭を作ることができ、投資に毎月50,000円程振り向けられる場合、先程のシミュレーションを再度例に説明すると、10年後総資産額は7,764,114円となり、運用によって増えた資産額はなんと、1,764,114円にもなります。

この例でも分かるように、投資による運用益のメリットをしっかり得るためには一定の金額が必要となりますので、固定費の見直し等の節約術を駆使して種銭をまずは準備しましょう。

(※)参照:楽天証券HPの積立かんたんシミュレーション

つみたてNISAやiDeCoを活用し、積み立て投資を実践

最低限の種銭が準備できたところで、いよいよ投資をしていきます。投資をするには、証券会社の口座開設が必要となります。手数料やiDeCoの管理費などを勘案すると、ネット証券に口座開設するのが良いでしょう。

大手ネット証券3社(楽天証券、SBI証券、マネックス証券)であれば、既に口座を持っている方はそのまま利用していくのも良いですし、もし楽天経済圏に既に入っている方は、還元されるポイントをそのまま投資に回せる事を考慮すると、楽天証券一択となります。

使用していく証券会社の口座の準備が完了したら、次につみたてNISAかiDeCoの申し込みに入ります。この2つの違いや優先度については、過去の記事でも触れておりますので、そちらも是非参考にしてみて下さい。

積立投資の始め方【つみたてNISAやiDeCoについても解説】
積立投資に興味や関心はありますか? この記事では、つみたてNISAやiDeCoについても触れながら、初心者の方でも積立投資をすぐに始められるように解説しました。 積立投資や、つみたてNISA、iDeCoにも興味がある方は是非ご一読下さい。

企業に勤務するサラリーマンの方であれば、つみたてNISAで毎月33,333円(年間40万円の上限があるため)、iDeCoも使うなら毎月23,000円(こちらは勤務先により限度額が異なりますので注意が必要です)の50,000円位〜56,333円までの積み立て額はこちらで埋めていきます。それでもまだ投資資金に余裕がある場合、積み立て可能額や好みに応じて投資商品を選んできましょう。

投資信託かETFか

つみたてNISAやiDeCoの税制優遇枠を全て埋めてもまだ投資資金に余裕がある場合、その分については追加でETFや投資信託への投資が選択肢に入ってきます。

ETFへの投資について

こちらは、米ドルでの買い付けが必要となります。つい先週まで、ネット大手証券会社が軒並み米国株の最低投資手数料5ドルという壁があり、毎月1,111ドル(ざっくり最近のドル円為替レートで12万円程)をまとめて投資しないと、手数料負けしてしまう可能性がありました。

しかし、2019/7/22からSBI証券が最低手数料を撤廃するため、数千円からでも、米国ETFへの投資が選択肢に入れられるようになりました。最低手数料の5ドルは撤廃となりますが、0.45%の手数料がかかる点は従来と変わりありませんのでここは気を付けましょう。(2020/1/13追記)0.45%の買付け手数料についても、SBI証券をはじめ複数の証券会社で手数料撤廃の動きがあります。

投資信託

投資信託の場合は、米国ETFを購入する場合と違い、日本円での購入が可能です。楽天証券であればクレジットカード払いでの購入も可能(つみたてNISAもOK、iDeCoは不可)であり、手間についても一度設定してしまえば、以降は変更等しない限りは必要ありませんので、忙しい方や投資に極力時間をかけたくない方には、投資信託への投資の方がメリットがあるかと思います。

SBI証券の口座をお持ちの方は、ETFの定期購入サービスもあるので手間を減らす事は出来ますが、銀行口座から外貨を証券会社の口座に移す作業は、現在完全自動化が出来ず、やはり手間がかからないのは投資信託での積み立てになります。

まとめ

本日のコンテンツについて簡単にまとめます。

  1. 種銭をつくる
  2. 今後使っていく証券会社の口座を決める(口座を開設する)
  3. つみたてNISA、iDeCoの利用可能枠を限度額まで埋めるのが最優先
  4. それでも毎月積み立て可能な投資額がまだある場合、投資信託や米国ETFへの投資を検討する

今回は以上のような内容をご案内させていただきました。各項目の詳細な説明についても、また別の機械に是非ご紹介出来ればと思っています。種銭を作るためには支出を抑えることも重要です。

節約についても実際の経験から有用な方法を記事にしていますので、節約方法について気になる方は一読いただければと思います。

大きな固定費の節約で投資の種銭を作る
大きな固定費の節約には取り組んでいますか? この記事では主な固定費を見直すことで節約し、貯まったお金を種銭として投資をするメリットについて解説しています。 投資をしたいけれど、まだ種銭が準備できていないという方は是非一読下さい。

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