積立投資の始め方【つみたてNISAやiDeCoについても解説】

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積立投資の始め方【つみたてNISAやiDeCoについても解説】

積立投資のメリットはご存知ですか?今回は積立を用いた資産運用について、詳しく解説していきたいと思います。

つみたてNISAやiDeCoって聞いたことはあるけど、よく分からないという方や、少額からなら毎月積立投資を始められそう!という方が最初の一歩を踏み出す一助となれば幸いです。

もちろん、私自身の実際の経験から良いと感じた点について記述していきますが、あくまでも個人的な見解である点についてはご承知おき下さいませ。

投資信託の積み立て

まずは、投資信託の積立てについてです。政府が税制優遇を認めている、つみたてNISAとiDeCoの利用を検討することが最初のスタートとなります。

つみたてNISA

つみたてNISAについては、積立てではない通常の一般NISA(年間120万円まで非課税口座にて資産運用が可能な制度)と同時利併用ができず、どちらか一方しか使うことが出来ません。すでに一般NISAをご契約の方は、つみたてNISAとどちらを利用するのかをスタート時点で判断する必要があります。

つみたてNISAのメリットは3点あると考えています。

    • 税制優遇がある
    • 毎月一定額を税制優遇を受けられる枠の中で、積立てが可能となる
    • 流動性が高く、比較的解約も簡単にできる

具体的には、つみたてNISAは年間40万円の非課税枠の中で積立てが可能です。毎月33,333円までの拠出を設定することが可能となっています。

つみたてNISAについては、一度に一括で大きなお金を投資する場合とは対照的に、時間も分散することで、毎月一定の金額を少しずつ投資していくものとなります。

ドルコスト平均法という手法を用い、その運用商品の価格が高い時は購入量が少なくなり、反対に価格が安い時は多く購入しますので、比較的安定した運用成績を残しやすいというメリットがあります。

つみたてNISAと、この後ご紹介するiDeCoとは、よく混乱されるものとなりますが、こちらは全く別物となります。

iDeCo

iDeCoも毎月一定の金額を非課税枠を使いながら積立てられるという点は、つみたてNISAと同じです。iDeCoについては、つみたてNISAとは違う点に注意する必要があります。

主な違いを挙げさせていただきます。

  • 毎月可能な積立額がつみたてNISAとは違う
  • 年末調整や確定申告の際に、所得控除の対象となる
  • 基本的に自身が60歳になるまで、掛け金を引き出すことができない
  • 楽天証券を利用中の場合、楽天カード決済ができない

上記の点が注意点となります。特に注意が必要なのが、原則60歳になるまでお金の引き出しが出来ない点です。資産形成に取り組む場合、特に積立投資をメインにするケースでは、当然スタート時期が早い方が積立金額も大きくなりますし、資産形成のスピードは上がります。

20代の若年層の場合、将来的に待ち受けている様々なライフイベントや、時には遊ぶためにお金を引き出したいこともあるかと思いますので、解約する可能性のない額でiDeCoに掛け金を拠出するか、iDeCoではなく、途中で解約も可能なつみたてNISAへの投資を優先するというのがベストな解かと考えます。

途中で解約する可能性があり、その余地を残すならつみたてNISA、鉄の意志で絶対に積立てを続け、目標の資産額を達成するのであれば、iDeCoも検討してみるのが良いと思います。

つみたてNISAとiDeCoの枠を優先的に埋める

積立投資を行う場合、毎月の掛け金が5万円を超えるまでは、上記2つの税制優遇のある制度を使い、資産運用することがベストであると考えます。特に、長期で積立を行なっていく場合、配当に対し課税されないというのはメリットがとても大きいです。

米国ETFを定期的に積立てる、といった魅力的な投資手法も他にもありますが、優先度としてはつみたてNISAとiDeCoの利用可能枠を使い切る方が高いでしょう。

つみたてNISAについては、年間積立可能な金額は誰でも一律年間40万円までとなります。一方でiDeCoは企業に勤務するサラリーマンなのか、確定拠出年金の制度が勤務先の会社にあるのか、個人事業主なのか、によって毎月の掛け金の上限がそれぞれ決まっています。

まずは、自分自身が毎月いくらまで掛け金として積立て可能なのか、ネットで検索してみることをお勧めします。楽天証券のサイトに積立かんたんシミュレーションがありますので、大まかな試算は簡単にできます。

まとめ

今回は、積立投資をする場合、政府が設けた税制優遇制度を利用し、そちらの枠を優先的に埋めていくことを優先するのが、資産形成のスピードを上げる、というお話をさせていただきました。節約にも並行して取り組み、浮いたお金で更に資産運用に回せる資金が増えていく、良いサイクルを作れると素晴らしいですね。

次のステップとしては、投資する金融商品を選択する必要があります。コツもありますので、宜しければご参照いただければと思います。

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